武村正義とは?
たけむらまさよし
武村正義は、滋賀県知事や官房長官・大蔵大臣を歴任した日本の政治家で、新党さきがけを結成して政界再編に大きな役割を果たしました。
武村正義(たけむら まさよし、1934〜2022年)は、日本の政治家です。滋賀県八日市市(現・東近江市)出身で、東京大学法学部を卒業後に自治省(現・総務省)に入省しました。その後地方政治に転じ、滋賀県知事(1974〜1986年)を3期務めました。
知事在任中に「琵琶湖条例」(琵琶湖の富栄養化防止条例)を制定し、環境政策の先進的なモデルとして全国から注目を集めました。この実績が武村の政治家としての評価を高め、国政進出の足がかりとなりました。
1986年に衆議院議員に初当選し、自民党に所属しましたが、1993年に自民党を離党し、細川護熙らとともに新党さきがけを結成しました。同年の総選挙後に成立した細川連立政権では、官房長官を務めました。
1994年には村山富市内閣で大蔵大臣(現・財務大臣)を務め、財政健全化に取り組みました。住専問題(住宅金融専門会社の不良債権処理)など難しい政治課題に直面し、批判を受けることもありましたが、財政規律を重視する姿勢で知られました。
1998年に政界を引退した後は市民活動や執筆活動に取り組み、2022年に死去しました。穏健な保守・革新の融合を志した政治スタイルは、1990年代の政界再編を語るうえで欠かせない存在です。
使い方・例文
1990年代の日本の政界再編を扱う政治史の授業や書籍では、武村正義は新党さきがけの中心人物として取り上げられます。また滋賀県の環境政策の歴史を調べる際にも登場する人物です。
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