正祖とは?
せいそ
正祖(チョンジョ)は18世紀後半の朝鮮王朝第22代国王で、改革と学問振興に力を尽くした啓蒙君主です。
正祖(재위:1776〜1800年)は、朝鮮王朝の第22代国王です。廟号は正宗とも記され、諱はイ・サン(이산)といいます。悲劇的な死を遂げた父・思悼世子の子として生まれ、英祖の後を継いで即位しました。
治世の特徴として最も知られるのは、規章閣(奎章閣)の設立です。王立図書館かつ研究機関として機能したこの機関は、実学や経世済民の学を奨励し、身分を超えて優秀な学者を登用する場となりました。また붕당(朋党)政治の弊害を抑えるため、父・英祖の탕평策(蕩平策)を引き継ぎ、各派閥から人材を公平に登用する政策を推進しました。
建築面では、水原(スウォン)に華城(ファソン)を建設し、城郭都市として整備しました。この水原華城はユネスコ世界遺産にも登録されており、正祖の業績を象徴する建造物です。
- 規章閣の設立による学術・出版振興
- 蕩平策による党争の抑制
- 水原華城の建設
- 実学派学者・丁若鏞(チョン・ヤギョン)らの起用
1800年に49歳で急逝し、その死因については毒殺説も含む諸説が今日まで議論されています。正祖の治世は朝鮮王朝後期の文化的黄金期とされ、韓国では歴史ドラマや小説の題材として広く親しまれています。
使い方・例文
韓国の歴史ドラマや時代小説で「イ・サン」「正祖大王」として描かれる場面が多く、水原華城を訪れる観光コンテンツの文脈でもよく登場します。
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