横山源之助とは?
よこやまげんのすけ
横山源之助(よこやま げんのすけ)は、明治時代の社会調査家・ジャーナリストで、日本の労働者・貧困層の実態を詳細に記録した人物です。
横山源之助(1871〜1915年)は、明治期の日本を代表する社会調査家・ジャーナリストです。石川県の生まれで、上京後は新聞記者として活動しながら、日本社会の底辺に生きる労働者や貧困層の実態を精力的に調査・報告しました。
その代表作が1899年(明治32年)に刊行された『日本之下層社会』です。この書は、工場労働者・職人・行商人・日雇い労働者など、当時「下層社会」と呼ばれた人々の生活を、自ら現地に足を運んで取材した一次資料に基づき記述したもので、明治日本の社会問題を告発する先駆的な著作として高く評価されています。
横山の調査手法は、フィールドワークを重視する点で現代の社会調査・社会学の方法論に通じており、当時の官製統計では捉えられなかった庶民の実態を記録した貴重な史料とされています。
労働運動や社会改良思想が芽生えつつあった明治末期において、横山の仕事は社会問題への関心を高める触媒となりました。現在もその著作は日本近代社会史の研究に不可欠な文献として参照されています。
使い方・例文
「横山源之助の『日本之下層社会』は、明治時代の貧困や労働問題を研究する際に必ず引用される基本文献です。」
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