榊とは?
さかき
榊(さかき)は、日本の神道において神前に供えられる常緑樹で、神聖な場や祭礼に欠かせない植物です。
榊(さかき)は、ツバキ科の常緑小高木で、学名をCleyera japonicaといいます。日本の本州・四国・九州の温暖な地域に自生し、光沢のある濃い緑の葉が一年を通じて茂ることから、古くより「常に栄える木」として神聖視されてきました。
神道の祭礼では、玉串(たまぐし)として榊の枝を用いて神前に捧げる作法があります。玉串奉奠(たまぐしほうてん)は神社での結婚式や地鎮祭などで広く行われ、榊は神と人間をつなぐ依り代(よりしろ)としての役割を担うと考えられてきました。また、神棚に榊を飾る習慣も全国的に広まっており、多くの家庭で月に2回ほど新鮮な榊に取り替える風習が続いています。
榊という名の由来については諸説あり、「境木(さかいき)」——すなわち神域と人間の世界を分かつ境界の木——が転じたとする説が有力です。また、「栄え木(さかえき)」からきたという説もあります。
榊は神道の文脈で用いられることが多い一方、仏教では樒(しきみ)が同様の役割を果たすことが多く、宗教・地域によって使われる植物が異なります。近年は流通量の関係からヒサカキ(非榊)が代用品として神棚に使われることもありますが、厳密には別種の植物です。
使い方・例文
神社の祭礼や地鎮祭、家庭の神棚に榊を飾る場面で登場し、「榊を新しく取り替える」「玉串として榊を捧げる」といった使い方をします。
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