極地法とは?
きょくちほう
極地法とは、大規模な山岳遠征で用いられる登山方式で、複数のキャンプを順次設営しながら物資を積み上げて山頂を目指す組織的な手法です。
極地法(きょくちほう)とは、高所登山(主にヒマラヤなど8000m峰の遠征)で採用される伝統的な登山スタイルのことです。南極・北極探検で物資を段階的に前進させた手法が山岳遠征に応用されたことから「極地法」と呼ばれます。英語では「Siege Style」や「Expedition Style」とも表記されます。
基本的な進め方は以下のとおりです。
- ベースキャンプ(BC)を設営し、大量の物資を集積する
- C1→C2→C3と複数の高所キャンプを順次設営する
- メンバーが繰り返しキャンプ間を往復しながら物資・酸素ボンベ・ロープを高所に運び上げる
- 高度順応を進めながら最終キャンプから山頂アタックを行う
アルパインスタイルとの違いとして、極地法は多人数・大量物資・固定ロープを使い安全マージンを高くとる一方、アルパインスタイルは少人数・軽量装備で一気に山頂を目指す。どちらが優れているかではなく、山の難易度・目的・メンバーの実力に応じて選択されます。
日本の遠征隊は長らく極地法を主流としてきましたが、現代では環境負荷の観点からアルパインスタイルへの移行も進んでいます。
使い方・例文
エベレスト遠征では、シェルパが酸素ボンベや食料を各高所キャンプに運び上げる極地法が長く主流であり、多くの初登頂を可能にしてきた。
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