業報とは?
ごうほう
業報とは、仏教やヒンドゥー教などにおいて、自らの行為(業)がもたらす結果や報いのことを指す概念です。
業報(ごっぽう・ごうほう)とは、仏教・ヒンドゥー教・ジャイナ教などのインド系宗教思想に共通する概念で、「業(ごう・カルマ)」と「報(ほう)」を組み合わせた語です。「業」とは身体・言葉・心による行為のことで、「報」はその行為によってもたらされる結果・報いを意味します。
仏教における業報の考え方は以下のとおりです。
- 善い行いは善い結果(善果)を、悪い行いは悪い結果(悪果)をもたらす
- その因果は現世だけでなく、輪廻転生を通じて来世にまで影響するとされる
- 意図(思)を伴う行為が特に重要であり、心のあり方が業を決める
- 過去世の業が現在の境遇を形成し、現在の行為が未来を形成するという連続性がある
業報の概念は、倫理的な行動の根拠を提供するとともに、現在の苦しみや不幸の原因を前世の業に求めるという世界観を形成しています。ただし、仏教の中でも宗派によって解釈は異なり、業報を厳格な決定論として捉えない見方もあります。
現代の日常語では「カルマ」という形で英語圏にも浸透しており、「悪いことをすれば報いが来る」という意味で広く使われています。
使い方・例文
「前世の業報によって現在の苦難があると信じ、懸命に善行を積もうとした。」のように、仏教・倫理・スピリチュアルな文脈で用いられます。
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