核兵器禁止条約とは?
かくへいききんしじょうやく
核兵器禁止条約とは、核兵器の開発・保有・使用などをすべて禁止した初めての国際条約で、2021年に発効しました。
核兵器禁止条約(Treaty on the Prohibition of Nuclear Weapons、略称:TPNW)は、核兵器に関するあらゆる活動を全面的に禁じた国際条約です。2017年7月に国連で122か国の賛成多数により採択され、2021年1月22日に発効しました。核兵器を直接対象とした初めての多国間条約として歴史的な意義を持ちます。
条約が禁止する行為は広範にわたります。
- 核兵器の開発・実験・生産・製造
- 核兵器の取得・保有・貯蔵
- 核兵器の使用および使用の威嚇
- 他国への核兵器の配備・設置の許可
- 核兵器開発などへの援助・奨励・勧誘
条約の採択を主導したのは核を保有しない国々と市民社会(NGO)であり、交渉を牽引した国際NGO連合「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」は2017年にノーベル平和賞を受賞しました。
一方で、米国・ロシア・中国・英国・フランスなどの核保有国はすべて条約に参加しておらず、日本や北大西洋条約機構(NATO)加盟国も「核の抑止力」を理由に不参加の立場をとっています。このため条約の実効性を疑問視する声もありますが、支持国は条約が核兵器の非人道性に対する国際規範を形成するうえで重要な役割を果たすと主張しています。被爆国である日本の参加をめぐる議論は国内でも続いています。
使い方・例文
核廃絶を訴える市民運動の文脈や、国際軍縮交渉の報道でたびたび登場します。広島・長崎の平和記念式典でも条約への加盟を求める声が上がることがあります。
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