柳宗元とは?
りゅうそうげん
柳宗元とは、中国・唐代中期の文人・政治家で、韓愈とともに「古文復興運動」を主導し、山水游記の名作でも知られる人物です。
柳宗元(りゅうそうげん、773〜819年)は、中国・唐代中期の文章家・詩人・政治家です。字は子厚。河東(現在の山西省)の出身であることから「柳河東」とも呼ばれます。韓愈と並んで「韓柳」と称され、唐宋八大家のひとりに数えられています。
柳宗元は若くして科挙に合格し、中央官僚として改革派グループ(永貞革新)に参加しましたが、改革は失敗に終わり、805年に永州(現在の湖南省)へ左遷されました。その後も柳州(広西省)刺史として赴任し、生涯の大半を辺境の地で過ごし、46歳で没しました。
文学上の功績として特に重要なのは次の2点です。
- 韓愈とともに、六朝の骈文(対句を多用する形式的文体)に対抗して、簡潔で思想的な先秦・漢代の散文スタイルに立ち返る「古文運動」を推進した。
- 左遷先の自然を詳細に描写した山水游記『永州八記』は、中国散文史における不朽の名作と評価されている。
また寓話『三戒』など風刺的な短編も多く残しており、政治への諦めと自然への深い共感が作品全体を貫いています。儒仏道を融合させた思想的深みも後世から高く評価されています。
使い方・例文
中国古典文学の授業で唐代散文・古文運動を学ぶ際、必ず韓愈とセットで柳宗元の名前が登場します。
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