本文へスキップ

柱状節理とは?

ちゅうじょうせつり

柱状節理とは、溶岩や火砕岩が冷却・収縮する際に規則正しい多角形の柱状に割れた地質構造のことです。

柱状節理(ちゅうじょうせつり)は、主に玄武岩溶岩が地表や海底で急冷される際に生じる、規則的な割れ目(節理)の構造です。断面が五角形や六角形を中心とした多角形になっており、柱を束ねたような景観を形成します。

形成のメカニズムは熱収縮によるものです。高温の溶岩が冷却されると体積が収縮し、均一に収縮するために最も効率よく応力を分散できる六角形を中心とした多角形の割れ目が生じます。このとき柱の長軸は冷却面に対してほぼ垂直に発達するため、溶岩の広がった方向によって柱が垂直に立ったり、水平に並んだりします。

柱状節理の代表的な特徴は次の通りです。

  • 断面は主に五角形・六角形で、蜂の巣(ハニカム)構造に似る
  • 柱の直径は数センチから数メートルまで幅がある
  • 冷却速度が遅いほど柱が大きく、速いほど細かくなる傾向がある
  • 玄武岩に最も多く見られるが、流紋岩や凝灰岩にも生じることがある

世界的に有名な例として北アイルランドの「ジャイアンツ・コーズウェー」や韓国・済州島の「大浦海岸柱状節理帯」があります。日本では福井県東尋坊や宮崎県鬼の洗濯岩周辺など各地で見ることができます。地形観光資源としても高く評価されており、多くが世界遺産や国の天然記念物に指定されています。

使い方・例文

「断崖に整然と並んだ六角形の柱が連なる柱状節理は、まるで人工物のようだが、火山活動と冷却によって自然に形成されたものだ」という形で、地学観光地の解説でよく登場します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語