杢目とは?
もくめ
杢目(もくめ)とは、木材の表面に現れる特殊な波状・渦状・縮れ状の模様のことで、通常の板目・柾目とは異なる希少な美しい木目のことです。
杢目(もくめ)は、木材を製材したときに現れる特殊な模様の総称で、年輪や繊維の複雑な絡み合いが表面に投影されたものです。通常の板目(いため)や柾目(まさめ)とは異なり、波状・渦状・縮れ状など変化に富んだ美しい模様を形成します。
杢目が生まれる原因はさまざまです。
- 樹木の生育中に幹の繊維が波打った(交走木理・波状木理)
- 節の周辺で繊維が乱れた
- 枝の付け根(股の部分)で年輪が複雑に絡んだ
- 特定の病変やストレスによる組織の変形
代表的な杢目の種類としては、鳥眼杢(バーズアイ)・縮み杢・波状杢・玉杢・根杢などがあります。これらは銘木・高級家具・楽器・伝統工芸において非常に高く評価されます。
杢目の出方は同じ樹種でも個体差が大きく、再現性のない一点物としての価値があります。とくにメープル・ウォルナット・ケヤキ・トチなどに美しい杢が出ることで知られており、薄くスライスした突き板(化粧単板)として内装材や家具の表面材に使われることが多いです。
使い方・例文
高級ピアノの蓋や高級家具の天板に、波打つような縞模様の「縮み杢」が使われているのを見ることができます。同じ模様は二度と現れない希少性が価値を生みます。
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