本文へスキップ

普通選挙とは?

ふつうせんきょ

普通選挙とは、財産・納税額・性別・身分などの制限を設けず、一定年齢に達したすべての国民が選挙権を持つ制度です。

普通選挙とは、財産・収入・納税額・性別・身分・学歴などの条件による制限を設けず、一定の年齢に達したすべての国民選挙権を持つ選挙制度のことです。対義語は「制限選挙」で、かつての財産選挙や男性限定の選挙制度がこれにあたります。

歴史的に見ると、多くの国では当初、財産や性別によって選挙権が制限されていました。日本では1925年(大正14年)に男性限定の普通選挙法が成立し、25歳以上の男性に選挙権が与えられました。女性への選挙権付与は1945年(昭和20年)の改正まで待たなければならず、完全な普通選挙が実現したのはこの時です。選挙権年齢はその後、2016年(平成28年)に20歳から18歳に引き下げられました。

普通選挙が保障する権利は民主主義の根幹であり、現代の多くの民主主義国家では憲法や法律によって保障されています。国際的には「普通・平等・秘密・直接」の4原則が民主的選挙の要件とされており、普通選挙はその第一の要件です。

現在でも国によっては有罪判決を受けた受刑者・被後見人などに対して選挙権に制限が設けられていることがあり、普通選挙の完全な実現に向けた議論は続いています。

使い方・例文

「成人したすべての市民が投票できる」という現代の選挙制度は普通選挙の実現によるもので、かつての財産制限や性差別があった制限選挙と対比して語られる場面で登場します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語