時宗とは?
じしゅう
時宗とは、鎌倉時代に一遍が開いた日本仏教の宗派で、念仏を唱えながら踊る「踊り念仏」で知られます。
時宗(じしゅう)は、鎌倉時代後期に一遍上人(1239〜1289年)が開いた日本仏教の一宗派です。正式名称は「時宗」で、総本山は神奈川県藤沢市の清浄光寺(遊行寺)です。
一遍は「南無阿弥陀仏」の念仏を唱えれば誰でも阿弥陀仏の救いを受けられると説き、諸国を旅しながら人々に念仏札を配る「遊行」の生活を送りました。その教えの核心は、信じる心があるかどうかにかかわらず念仏を一度唱えるだけで往生できるという絶対他力の思想にあります。
時宗の最大の特色は踊り念仏(おどりねんぶつ)です。太鼓や鉦(かね)を打ち鳴らしながら念仏を唱えて踊る形式で、身分・性別を問わず多くの民衆が参加しました。この形式は後の盆踊りや念仏踊りの源流のひとつとされています。
一遍の後継者たちも同様に全国を遊行したことから「遊行上人」と呼ばれ、室町時代には多くの信者を集めましたが、江戸時代以降は他宗派に押されて規模が縮小しました。現在も遊行寺を中心に法灯が守られています。
使い方・例文
日本史の授業で「鎌倉仏教」を学ぶとき、一遍が開いた時宗は踊り念仏で有名な宗派として取り上げられます。
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