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斉白石とは?

せいはくせき

斉白石は、清末から中華人民共和国初期にかけて活躍した中国の著名な画家・書家・篆刻家で、素朴で生命力あふれる花鳥画で知られます。

斉白石(チーバイシー、1864〜1957年)は、湖南省湘潭の農家に生まれた中国近代絵画を代表する芸術家です。幼少期は木工職人として働き、独学で絵画・詩・書・篆刻を修め、40歳を過ぎてから本格的な画家の道を歩み始めました。

57歳頃に北京に移住した斉白石は、名画家・陳師曾の勧めで伝統的な文人画の様式を大胆に変革し、「衰年変法」と呼ばれる独自スタイルの確立に取り組みます。鮮烈な色彩と大胆な墨線を組み合わせた「工筆」と「写意」の融合スタイルが生まれ、エビ・カニ・カエル・野菜・草花など身近な題材を生き生きと描いた作品群は中国内外で高く評価されました。

斉白石の芸術の主な特徴は以下の通りです。

  • 農民出身らしい素朴で親しみやすい題材の選択
  • 水墨の大胆な筆致と鮮やかな色彩の調和
  • エビを描いた作品に代表される洗練された省略表現
  • 篆刻・詩・書を一体とした文人的総合芸術

1956年には世界平和評議会から「国際平和賞」を受賞し、晩年まで精力的に制作を続けました。中国では「人民芸術家」として称えられ、その作品は現在でも最高水準の評価を受けています。

使い方・例文

中国水墨画の展覧会や競売記録を紹介する際に、「斉白石のエビの絵は中国近代水墨の象徴」として言及される場面で登場します。

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