エゴン・シーレとは?
えごん・しーれ
エゴン・シーレは20世紀初頭のオーストリアの画家で、官能的かつ苦悩に満ちた表現主義的な裸体画や自画像で知られます。
エゴン・シーレ(Egon Schiele、1890〜1918年)は、オーストリア出身の画家であり、ウィーン分離派を率いたグスタフ・クリムトに師事しながら独自の表現主義スタイルを確立しました。
シーレの作品は、細く引き伸ばされた人体、鋭い輪郭線、むき出しの感情表現を特徴とします。クリムトの装飾性や官能美を継承しつつも、それをさらに生々しく、苦悩や孤独、死といった実存的なテーマへと昇華させました。代表作には「自画像」シリーズや「抱擁」(1917年)などがあります。
彼の作品はしばしば当時の道徳観念と衝突し、1912年には未成年者への猥褻物陳列の疑いで逮捕・投獄された経歴もあります。しかしその後も精力的に制作を続け、1918年のウィーン分離派展では大きな成功を収めました。
惜しくも同年、スペイン風邪によって28歳の若さで死去しましたが、その短い生涯に残した作品群は20世紀表現主義美術の金字塔とされ、現在も世界中の美術館で高く評価されています。
使い方・例文
美術館でシーレの作品を見ると、骨張った人体の描写と鮮烈な線の力強さに圧倒されます。表現主義絵画を学ぶ際の重要な参照点としても頻繁に登場します。
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