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抜け雀とは?

ぬけすずめ

「抜け雀」とは、宿屋に描かれた雀が本物のように飛び出すという奇跡を題材にした古典落語です。

「抜け雀」は、古典落語の演目のひとつで、絵の中の雀が生きているかのように動き出すという奇譚を軸にした噺です。人情と機知が絡み合い、落語の中でも少し幻想的な味わいを持つ作品として知られています。

あらすじは、宿に泊まった絵師が宿賃の代わりに宿の障子か衝立に雀の絵を描きます。するとその雀が本当に飛び立ったり舞い戻ったりするため評判になり、宿は大繁盛します。後日、絵師の父親と名乗る老人が訪ねてきて、「あの雀に籠をかぶせれば捕まえられる」と言い残して去ります。噺の結末では絵師の素性や籠の意味に落ちがつきます。

この噺の特徴は以下の通りです。

  • 「絵が現実に干渉する」という幻想的な設定
  • 絵師・宿の主人・老人という三者の関係が謎めいた味わいを生む
  • 親子の情と芸術家の誇りが交差する人情噺的側面
  • 江戸の絵師文化や宿場の風俗が背景に描かれる

話の構造が珍しく、下げ(落ち)がセリフでなく状況で示されることが多い演目で、演者によって解釈が分かれる点も魅力です。

使い方・例文

「抜け雀みたいに、描いたものが現実になるような話だ」という比喩的な表現や、落語番組の演目解説で登場します。

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