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打起しとは?

うちおこし

打起しとは、弓道射法八節のひとつで、弓を体の前で水平に持ち上げ、引き分けの準備ポジションへ移行する動作のことです。

打起し(うちおこし)は、弓道における「射法八節」の第四節にあたる動作です。射法八節は弓道の基本的な射の流れを八段階に分けたもので、打起しはその中間に位置し、引き分けへの移行を担う重要な動作です。

打起しの動作としては、弓矢を体の正面または斜め前方に向けて両腕を持ち上げます。流派によって「正面打起し」と「斜面打起し」に分かれます。

  • 正面打起し:弓をまっすぐ正面に向かって持ち上げ、両腕が水平になるまで上げる。小笠原流など多くの現代弓道で採用。
  • 斜面打起し:やや斜め前方に向けて弓を押し出しながら持ち上げる。日置(へき)流などで用いられる。

打起しの高さは、おおよそ目線か額の高さが目安とされます。高すぎると肩が上がって次の引き分けの動作に支障が出るため、脱力した状態で肩が浮かないよう意識することが重要です。肩甲骨を寄せず広げるようなイメージで腕を上げることが基本とされています。

打起しは単独で完結する動作ではなく、その後の大三(だいさん)・引き分けへと自然につながる連続した動作の一部です。入門者が最初に習得すべき基礎動作でありながら、上級者でも繰り返し見直される奥深い要素を持つ段階です。

使い方・例文

弓道の基本稽古では、打起しの動作で肩が上がっていないか、腕の高さが適切かをまず確認し、そこから引き分けへとスムーズにつながるよう繰り返し練習します。

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