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打ち出の小槌とは?

うちでのこづち

打ち出の小槌とは、振ると望むものが何でも出てくると伝えられる、日本民話・伝承に登場する魔法の小槌のことです。

打ち出の小槌(うちでのこづち)は、日本民話伝説に登場する宝物のひとつで、振るだけで望んだものが自在に出現するとされる小型の槌(つち)です。「宝槌(たからづち)」とも呼ばれ、古くから豊かさや願いの成就を象徴する道具として語り継がれてきました。

最もよく知られる登場場面は、昔話「一寸法師」です。物語の中で一寸法師は鬼を退治したのち、鬼が持っていた打ち出の小槌を手に入れ、体を普通の大きさに育てる場面が描かれています。このエピソードにより、打ち出の小槌は「不可能を可能にする力の象徴」として広く認識されるようになりました。

また、七福神のひとり大黒天(だいこくてん)が持つ宝具としても描かれることが多く、農業・豊穣・富の神である大黒天と結びつくことで、財運・開運・豊穣の意味合いをより強く帯びています。そのため縁起物の定番として、酉の市の熊手や正月飾りの宝船にも描かれます。

現代語では「打ち出の小槌のようなもの」という表現が比喩的に使われ、あらゆる問題を解決する都合のよい手段や、尽きることのない資金源を指すことがあります。

使い方・例文

「そんな都合よく資金が調達できるわけがない。打ち出の小槌じゃあるまいし」というように、万能の解決策がないことを表す比喩として使われます。

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