手を抜くとは?
てをぬく
「手を抜く」とは、本来払うべき労力や注意を省いて、いい加減に仕事や作業をすることを意味する慣用句です。
「手を抜く」は日本語の慣用句で、作業や仕事において本来必要な手間・努力・注意を意図的に省略し、質を落とすことを指します。英語では「cut corners(角を切る)」に相当する表現です。
語源については諸説あり、職人仕事において工程(手順)を省くことを「手を抜く」と言い表したのが起源とされることが多いです。丁寧な手仕事には多くの「手(工程)」が必要であり、それを省くことで品質が下がるというイメージが定着しました。
日常的に使われる場面の例を挙げると次のとおりです。
- 料理で手順を省いて味を落とす(「だしを取らずに手を抜いた」)
- 仕事の報告書を雑に書く(「提出物で手を抜いた」)
- 試合や競技で手加減する(「相手が弱いからと手を抜いた」)
- 学習や練習において十分な時間をかけない
「手を抜く」はネガティブな行為を表すのが基本ですが、「上手に手を抜く」「賢く手を抜く」のように、完璧主義を見直して効率化するポジティブな文脈で使われることも増えています。これは優先順位をつけてリソースを適切に配分するという意味合いで、「省力化」「合理化」に近いニュアンスを持ちます。文脈によって否定的にも肯定的にも読み取られる表現です。
使い方・例文
「どんなに忙しくても手を抜かずに丁寧に仕上げる」「完璧を求めず、うまく手を抜くことも大切なスキルだ」などの形で使われます。
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