戴冠式とは?
たいかんしき
戴冠式とは、君主が王冠を授けられ正式に国王・女王として即位する儀式で、国家の歴史と権威を象徴する荘厳な式典です。
戴冠式(たいかんしき、英: coronation)とは、君主制国家において、新たな国王・女王・皇帝などが王冠(または帝冠)を戴き、正式な君主としての地位を宣言・確認するために行われる儀式です。
歴史的には宗教的な意味合いが強く、教会(特にキリスト教の司教や大司教)が王冠を授ける形式が欧州各国で定着していました。これは「神から権威を授かる」という王権神授説を体現する儀式であり、宗教と政治が密接に結びついた証でもありました。
現代の戴冠式として世界的に注目されるのはイギリスのものです。ウェストミンスター寺院で行われるイギリス国王の戴冠式は、カンタベリー大主教が王冠を授け、聖別・誓約・按手・着衣・戴冠・即位・臣従礼という7つの段階から構成される長大な儀式です。2023年にはチャールズ3世の戴冠式が行われ、世界中で中継されました。
日本では天皇の即位に伴う「即位礼正殿の儀」が戴冠式に相当する儀式とされますが、王冠ではなく剣璽等の神器を用いる点で欧州とは異なります。戴冠式は単なる就任式を超え、国民統合・王朝の継続性・国家のアイデンティティを示す場として重要な意義を持ちます。
使い方・例文
「イギリス国王チャールズ3世の戴冠式は2023年に行われた」というように、歴史的・政治的な文脈で戴冠式という語が使われます。
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