感情スキーマとは?
かんじょうすきーま
感情スキーマとは、個人が感情についてもつ信念や期待のパターンで、「感情をどう捉えるか」という内的な枠組みを指す心理学的概念です。
感情スキーマ(かんじょうスキーマ、英語: emotional schema)とは、特定の感情体験に対して個人が持つ信念・解釈・期待・対処スタイルのパターンを指します。ロバート・リーヒ(Robert L. Leahy)が感情スキーマ療法(Emotional Schema Therapy)の枠組みの中で提唱した概念であり、感情を体験したときに「この気持ちはどうあるべきか」「どのくらい続くか」「表に出してよいか」といった評価が自動的に行われるプロセスに焦点を当てています。
感情スキーマの主な次元には以下が含まれます。
- 一時性:感情はいつか終わると信じているか、永遠に続くと感じるか
- コントロール可能性:感情をコントロールできると感じるか、圧倒されると感じるか
- 表現の妥当性:自分の感情は正常・妥当だと感じるか、恥ずかしいと感じるか
- 理解可能性:感情の意味や原因を理解できるか、混乱しているか
適応的・非適応的スキーマの違いとして、「悲しみは自然な反応で、いずれ和らぐ」と捉える適応的スキーマは感情調整を助けます。一方で「感情を感じてはいけない」「こんなに悲しいのはおかしい」という非適応的スキーマは、感情の回避・抑圧・反すうを引き起こし、うつ病や不安障害の維持要因となります。感情スキーマ療法では、これらの信念を探索・修正することを通じて感情との関係性を変えることを目指します。
使い方・例文
「泣くのは弱さの証拠だから我慢しなければならない」という信念も感情スキーマの一例です。このような枠組みが感情の抑圧につながりやすいことが心理療法の場で注目されています。
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