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思考の自動化とは?

しこうのじどうか

思考の自動化とは、繰り返し経験によって特定の思考パターン判断が無意識・反射的に行われるようになる認知プロセスのことです。

思考の自動化とは、最初は意識的な注意と努力を要した思考や判断が、繰り返しの経験を通じて無意識かつ自動的に処理されるようになる認知心理学的なプロセスを指します。ダニエル・カーネマンが提唱した「システム1(速い思考)とシステム2(遅い思考)」の概念でも詳しく論じられています。

思考の自動化には大きなメリットがあります。認知資源(注意や意識)は有限であるため、定型的な処理を自動化することで、より複雑な問題に意識を集中させることができます。車の運転を習得した後は道路状況への対応に集中できる、楽器演奏で指の動きを考えなくて済むようになる、といった例が挙げられます。

一方でデメリットもあります。

  • 固定した思考パターンが柔軟な発想を妨げる
  • 偏見や先入観が自動的に判断に混入する
  • 誤った習慣的思考(認知の歪み)が強化される

認知行動療法では、自動思考と呼ばれる無意識に浮かぶ思考パターンを意識化し、検証・修正することが重要なステップとされています。日常的には、自動化された思考をメタ認知で振り返ることが思考の質向上に役立ちます。

使い方・例文

「どうせ自分には無理」という考えが状況を問わず瞬時に浮かぶ場合、これは思考が自動化されている状態とみなされ、認知行動療法などでの介入対象になります。

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