忍び返しとは?
しのびがえし
忍び返しとは、城や武家屋敷の塀・石垣の上端に取り付けられた先の尖った金属や竹などの障壁で、侵入者の乗り越えを防ぐ防犯装置です。
忍び返し(しのびがえし)は、城郭や武家屋敷の外壁・塀・石垣の上部に設けられた物理的な侵入防止装置です。先端を鋭く尖らせた鉄製の矛先状金具や竹・木の棘を並べて固定したもので、塀を乗り越えようとした者が手や体を傷つけるよう設計されています。
名称の由来は、忍者(忍び)が塀を越えて侵入しようとする際に返し撃たれる(退けられる)ことから来ているとも言われます。城郭建築においては防衛上の重要な要素のひとつとして、天守や二の丸・本丸を囲む塀に広く設置されました。
忍び返しの素材や形状は時代や地域によって異なりますが、代表的なものには以下があります。
- 鉄製の剣先を横に並べた金属型
- 斜めに切り込んだ竹を並べた竹型
- 棘のある植物(サンショウやバラ類)を植えた植物型
現代でも同様の概念は継承されており、ビルや住宅の塀の上部に設置される「有刺鉄線」や「忍び返し(防犯フェンス)」として防犯製品として市販されています。城郭建築の見学では当時の防衛思想を物語る要素として注目されます。
使い方・例文
城郭見学や時代劇の解説で「石垣の上の忍び返しが外敵の侵入を防いでいた」という文脈で登場します。現代では住宅の防犯対策を紹介する場面でも使われます。
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