廃藩置県とは?
はいはんちけん
廃藩置県とは、1871年に明治政府が全国の藩を廃止して府・県に再編し、中央集権国家の基盤を確立した改革のことです。
廃藩置県(はいはんちけん)とは、明治4年(1871年)7月に明治政府が断行した行政改革で、江戸時代から続いた藩の制度を廃止し、全国を府・県に一元的に再編した措置を指します。この改革によって、それまで各藩主(大名)が持っていた行政・財政・軍事の権限が中央政府に集中され、近代日本の中央集権体制が確立しました。
江戸時代の日本は、徳川将軍家が全国を支配しつつも、各地の大名が藩を単位として独自の統治を行う封建的な体制でした。明治維新後も当初はこの藩の体制が残り、中央政府の統制には限界がありました。そのため明治政府は、旧大名に「知藩事(ちはんじ)」として藩の統治を委任する形を経て、一気に廃藩置県を実施しました。
廃藩置県の実施に際しては、旧藩主たちの反発を避けるため、政府は旧大名や藩士の生活保障を約束しました。また、各藩が抱えていた多額の負債も政府が肩代わりしました。結果として、当初300以上あった藩は廃止され、最終的に3府72県に整理されました。
廃藩置県によって、全国で統一された法制度や税制、教育制度の整備が可能となり、富国強兵・殖産興業という明治政府の国家目標を推進する土台が整いました。近代日本の形成において最も重要な改革のひとつとして位置づけられています。
使い方・例文
「廃藩置県の断行により、藩ごとに異なっていた制度が統一され、明治政府は全国一律の近代的な行政を実施できるようになりました。」
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