座標変換とは?
ざひょうへんかん
座標変換とは、ある座標系で表された位置情報を別の座標系の値に変換する処理で、地図や測量・GISの分野で不可欠な技術です。
座標変換とは、ある座標系(測地系・投影法・単位など)で表された位置座標を、別の座標系の値に数学的に変換する処理のことです。地図・測量・地理情報システム(GIS)をはじめ、3Dグラフィクス・ロボット工学・天文学など幅広い分野で必要とされる基礎技術です。
地理情報の分野では、以下のような座標変換が特に重要です。
- 測地系の変換:旧日本測地系(Tokyo Datum)から世界測地系(JGD2011・WGS84)への変換
- 投影変換:緯度経度(地理座標)から平面直角座標系やUTM座標系への変換
- 高さ系の変換:楕円体高(GPS高)から標高(正規直交高)への変換
日本では、2002年の測量法改正により公共測量の基準が世界測地系(JGD2000、後にJGD2011)に切り替えられたため、旧来の日本測地系で作成されたデータを現行基準に変換する需要が生じました。国土地理院はパラメータファイル(TKY2JGD・SemiDynaEXEなど)を公開しており、変換計算に利用されています。
GISソフトウェアはほぼすべて座標変換機能を内蔵しており、異なる測地系・投影法のデータを自動的に重ね合わせて表示できます。正確な座標変換は、データの位置ずれを防ぎ、異なるデータソースを正確に統合するために不可欠です。
使い方・例文
スマートフォンのGPSが取得したWGS84座標を、国土地理院の地形図で使われている平面直角座標系の値に変換してから地図上にプロットする、といった場面で座標変換が行われます。
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