宣宗 (明)とは?
せんそう
宣宗とは、明王朝第5代皇帝で、「仁宣の治」と称される安定した善政を行い、文化・芸術を愛した皇帝です。
宣宗(せんそう、1399〜1435年)は、明王朝の皇帝で、諱は朱瞻基(しゅ・せんき)といいます。在位は1425年から1435年の約10年間でした。
父の仁宗の治世に続く善政として「仁宣の治」と並び称され、内政を安定させ民力の回復に努めました。賦税の軽減や地方行政の整備を進め、百姓の生活向上に尽くした名君として知られています。
宣宗は文人皇帝としての側面も強く、詩文・絵画・書道に優れた才能を持ちました。特に蟋蟀(こおろぎ)の飼育を好んだことから「蟋蟀皇帝」とも呼ばれることがあります。また宮廷絵画が発展した時代としても知られ、「宣徳」の元号を持つ宣徳年間は、明代陶磁器の最高峰とされる「宣徳青花磁器」が生産された時代でもあります。
対外的には北方モンゴルへの遠征を行う一方、鄭和の南海遠征を打ち切り海禁政策を強化したことで知られます。宣宗の死後、幼帝が続く政治的不安定期に入り、宦官の力が強まる端緒ともなりました。
使い方・例文
「宣徳炉」や「宣徳青花」のように、宣宗の元号「宣徳」を冠した工芸品は明代の最高傑作として珍重されており、美術・骨董の世界でよく登場します。
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