季節調整とは?
きせつちょうせい
季節調整とは、時系列データから季節的な変動パターンを取り除き、本来の傾向や変化を見やすくする統計的手法です。
季節調整(きせつちょうせい)とは、時系列データに含まれる規則的な季節変動を統計的に除去する処理のことです。
多くの経済・社会指標は、季節によって周期的に上下します。たとえば小売売上高は年末年始や夏休みに増加しやすく、建設工事は冬季に減少しがちです。こうした季節的な動きが混在すると、景気の本質的なトレンドや前月比の変化が読み取りにくくなります。季節調整はこの問題を解消するために行われます。
代表的な手法としては以下のものがあります。
- X-13ARIMA-SEATS法(米国センサス局が開発)
- STL分解(ローカル回帰による季節・トレンド・残差の分離)
- 移動平均を用いた古典的分解法
手順はおおむね、まず季節指数を推定し、元データを季節指数で割る(乗法モデル)か引く(加法モデル)ことで季節成分を除去します。残った値が「季節調整済み値」です。
日本では内閣府の月次経済指標や総務省の労働力調査など、公的統計の多くに季節調整が施されており、「前月比」「前期比」など短期変化の把握に欠かせません。ビジネス現場でも売上分析や需要予測において広く活用されています。
使い方・例文
「今月の小売売上が前月比プラスになったが、これは季節調整済みの値であり、クリスマス需要の影響を除いても本当に増加したことを示している」というように使われます。
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