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天井画とは?

てんじょうが

天井画とは、建物の天井面に描かれた絵画のことで、宗教建築や宮殿などを荘厳に彩る美術形式です。

天井画(てんじょうが)とは、建物の天井面に直接描かれた、あるいは板や布などに描いて張り付けた絵画作品を指します。見上げる形で鑑賞されるという独特の展示形式を持ち、建築空間全体を視覚的・象徴的に演出する役割を担います。

天井画の歴史は古く、西洋ではキリスト教の聖堂や宮殿の装飾として特に発達しました。最も著名な作例のひとつが、ミケランジェロが16世紀初頭に描いたバチカンのシスティーナ礼拝堂の天井画で、「天地創造」や「アダムの創造」などの場面が天井全体を覆う大規模な傑作として知られています。また、バロック時代にはフレスコ技法を用いた「トロンプ・ルイユ(だまし絵)」的な天井画が流行し、天井が実際には存在しないかのような奥行きを演出する手法が発達しました。

日本でも、寺院や城郭、茶室などに天井画の伝統があります。龍や雲、花鳥を描いたものが多く、拝観者を圧倒する視覚的効果をもたらします。京都の建仁寺にある「双龍図」は近代の作ですが、日本の天井画の代表的な例として広く知られています。

制作技法としては、石膏や漆喰を塗った天井に直接描くフレスコ画のほか、板絵やキャンバスに描いてから設置する方法、モザイクやタイルを用いた装飾なども天井画の一形式として扱われます。

使い方・例文

バチカンのシスティーナ礼拝堂でミケランジェロの天井画を鑑賞する際は、長時間見上げることになるため首への負担に注意が必要とよく言われます。寺院の法堂や本堂を訪れた際にも、ぜひ天井を見上げてみてください。

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