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大江宏とは?

おおえひろし

大江宏とは、日本の伝統建築と近代建築の「混在併存」を理念に掲げた建築家で、法政大学を拠点に理論と実践の両面で活躍した人物です。

大江宏(おおえ ひろし、1913〜1989年)は、日本建築家建築学者です。東京帝国大学建築学科を卒業後、法政大学に長く在籍し、教授・学部長として建築教育に貢献しながら、設計実務も精力的に続けました。

大江の建築思想の中心にあるのは「混在併存(こんざいへいそん)」という概念です。これは、西洋近代建築と日本の伝統的な建築様式をどちらかに優劣をつけることなく対等に共存させようという試みです。当時の建築界が「日本建築の近代化」か「伝統の保存」かという二項対立に悩んでいた時代に、大江はその対立を超える第三の道を模索しました。

代表作には「法政大学55・58年館」「法政大学大学院棟」などがあり、法政大学のキャンパス整備に大きく貢献しました。また国立能楽堂(1983年)の設計では、伝統的な能舞台の空間と現代的な機能設備を高い次元で統合し、その理念を具体化した傑作として知られています。

建築の実践と並行して理論的著作も残しており、日本建築史・近代建築論の分野においても重要な存在です。

使い方・例文

「大江宏の設計した国立能楽堂は、伝統的な能舞台と現代的な客席設備を両立させた建物として、日本の公共文化施設の代表例に挙げられることがあります。」

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