多数決の原理とは?
たすうけつのげんり
「原理」の用語まとめを見る多数決の原理とは、複数の選択肢から最も多くの支持を集めたものを集団の意思決定結果とする、民主主義における基本的な意思決定方式です。
多数決の原理(たすうけつのげんり)は、集団の構成員が投票や挙手などによって意思を表明し、最も多くの賛成・支持を得た選択肢を採択する意思決定の方式です。「多数者の意見を集団の意見とみなす」という発想に基づき、民主主義的な意思決定の根幹に位置づけられます。
多数決にはいくつかの種類があります。
- 単純多数決:最も票数の多い選択肢を採択する最も基本的な形式。
- 絶対多数決:有効票の過半数(51%以上)の賛成を必要とする形式。
- 特別多数決:3分の2以上など、より高い割合の賛成を必要とする形式。憲法改正などに用いられる。
多数決の原理は意思決定を効率化し、少数意見に対して透明性のある形で結論を出せる利点があります。一方で、以下のような課題や限界も広く指摘されています。
- 少数派の意見・利益が無視・抑圧されうる(多数派専制)
- 選択肢が3つ以上の場合、投票方式によって結果が変わる(コンドルセのパラドックス)
- 情報不足・感情的動員による不合理な多数形成の危険性
これらの限界を補うために、現代の民主主義では少数派保護の制度(基本的人権など)や議論・合意形成プロセスを組み合わせて運用することが重要とされています。
使い方・例文
「クラス会議でどの出し物にするか、多数決の原理に従って手を挙げて決めた。」のように、日常的な場面から議会・選挙まで幅広く使われます。
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