国津神とは?
くにつかみ
国津神とは、日本神話において大地・海・山など地上の自然に宿る神々の総称で、天津神と対をなす存在です。
国津神(くにつかみ)は、『古事記』や『日本書紀』をはじめとする日本神話に登場する神々の分類のひとつです。天上の世界(高天原)に由来する天津神(あまつかみ)に対し、地上世界(葦原中国・あしはらのなかつくに)に元来存在した神々の総称を指します。
国津神の代表的な神格としては、大国主命(おおくにぬしのみこと)・少彦名命(すくなびこなのみこと)・事代主神(ことしろぬしのかみ)などが挙げられます。これらの神々は農業・土地の実り・縁結びなど、人々の日常生活や自然現象に深く関わるとされました。
神話の展開において、天津神の使者が葦原中国の平定(国譲り)を求めると、大国主命をはじめとする国津神たちはその要請を受け入れて支配権を譲り渡したとされます。この「国譲り神話」は、日本神話の中核をなす重要な物語のひとつです。
国津神の多くは各地の産土神や地主神として信仰され、今日の神社にも多く祀られています。天津神が貴族・朝廷の祖神的性格を帯びるのに対し、国津神は土着の民衆信仰と結びつく面が強く、日本の神道の多様性を象徴する存在といえます。
使い方・例文
出雲大社の主祭神である大国主命は国津神の代表格であり、縁結びや農業の神として全国から崇敬を集めています。
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