唐物点前とは?
からものてまえ
唐物点前とは、中国・朝鮮から伝来した茶入(唐物)を使って行う茶道の点前で、格式の高い扱いが特徴です。
唐物点前(からものてまえ)とは、茶道において、中国や朝鮮半島から伝来した茶入(茶葉を入れる陶磁器製の容器)である「唐物」を使用して行う点前のことです。日本で作られた「和物」の茶入とは異なる、格調高い扱い方が定められています。
茶道では茶入の産地や来歴によって、点前の作法や道具の格が大きく異なります。唐物は室町時代に中国から輸入された天目茶碗や茶入とともに珍重されており、書院の飾り物として武家社会でも最高の格付けを与えられていました。
唐物点前の主な特徴として以下が挙げられます。
- 茶入の袋(仕覆)の扱いに独特の作法がある
- 茶入を畳に直接置かず、常に敬意を持って扱う
- 道具の格に合わせて、他の道具(棚・茶碗など)も格の高いものを揃える
- 裏千家・表千家などの流派によって細部の作法が異なる
現代の茶道稽古においても、唐物点前は高度な習熟段階で学ぶ点前として位置づけられており、茶道の奥深さと歴史的背景を学ぶ重要な機会となっています。茶の湯文化における道具への敬意と美意識が凝縮された点前といえます。
使い方・例文
茶道の稽古では初心者が薄茶点前を学んだ後、段階を経て唐物点前を習うのが一般的な流れで、茶会でもとくに格式ある席で披露されます。
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