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副甲状腺ホルモンとは?

ふくこうじょうせんほるもん

副甲状腺ホルモンとは、副甲状腺から分泌されるホルモンで、血液中のカルシウム濃度を調節する重要な働きを持ちます。

副甲状腺ホルモン(ふくこうじょうせんホルモン、英語: Parathyroid Hormone、略称: PTH)は、副甲状腺(上皮小体)から分泌されるペプチドホルモンで、体内のカルシウム(Ca)とリン(P)の恒常性維持に中心的な役割を果たします。

血中カルシウム濃度が低下すると副甲状腺が感知し、PTHの分泌を増加させます。PTHは主に以下の3つの臓器に作用します。

  • :骨吸収を促進し、カルシウムを血液中に放出させる
  • 腎臓:カルシウムの再吸収を促進し、リンの排泄を増加させる。また活性型ビタミンDの産生を促す
  • 腸(間接的):活性型ビタミンDを介してカルシウム吸収を促進する

これらの作用により血中カルシウム濃度は正常範囲に保たれます。PTHの分泌が過剰になる副甲状腺機能亢進症では、骨密度の低下・腎結石・高カルシウム血症などが生じます。逆に分泌が不足する副甲状腺機能低下症では、低カルシウム血症によるテタニー(筋肉のけいれん)が起こります。

PTHの測定は骨代謝疾患・腎臓病・カルシウム代謝異常の診断において重要な血液検査項目です。また骨粗鬆症の治療にはPTHを利用した注射薬(テリパラチドなど)も用いられています。

使い方・例文

骨粗鬆症の検査で「PTH値が高い」と指摘された場合、副甲状腺ホルモンの過剰分泌により骨からカルシウムが溶け出している可能性を評価するために、副甲状腺機能亢進症の精密検査が行われます。

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