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侯孝賢とは?

こうこうけん

侯孝賢とは、台湾映画界を代表する映画監督で、叙情的な長回し演出と台湾の歴史・庶民生活を題材にした作風で世界的に高く評価される巨匠です。

侯孝賢(ホウ・シャオシェン、1947年生まれ)は、中国・広東省生まれで台湾で育った映画監督です。1980年代から台湾映画ニューウェーブ運動の中心人物として頭角を現し、独特の長回し・固定カメラ・自然な演技を組み合わせた詩的な映像表現で国際的な評価を確立しました。

代表作には、台湾の戦後史を描いた『悲情城市』(1989年)があります。同作では1947年に起きた「二・二八事件」(台湾省民と外省人の衝突・弾圧事件)を背景に、一家の歴史を通じて台湾の痛みと記憶を静かに描き出し、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞しました。台湾の映画人がこの政治的タブーを正面から扱った点でも歴史的な意義を持ちます。

その後も『戯夢人生』(1993年)・『フラワーズ・オブ・シャンハイ』(1998年)・『珈琲時光』(2003年・小津安二郎へのオマージュ)・『黒衣の刺客』(2015年・カンヌ映画祭監督賞受賞)など多彩な傑作を発表し続けています。そのスタイルはウォン・カーウァイやグレタ・ガーウィグなど世界の映画人に多大な影響を与えています。

  • 『悲情城市』でヴェネツィア映画祭金獅子賞受賞(1989年)
  • 『黒衣の刺客』でカンヌ映画祭監督賞受賞(2015年)
  • 長回し・固定カメラによる独自の詩的映像スタイル
  • 台湾の歴史と庶民生活を繊細に描く
  • 世界の映画作家に広く影響を与える存在

使い方・例文

台湾映画やアジア映画の名作を紹介する際、または映画祭の受賞歴を調べる場面で必ず名前が挙がる監督です。

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