本文へスキップ

伝送路符号化とは?

でんそうろふごうか

伝送路符号化とは、デジタル信号を伝送路の特性に合わせてエラーに強く、効率よく送るための変換処理のことです。

伝送路符号化(channel coding)とは、デジタルデータを通信回線や放送電波などの伝送路に乗せる際に、ノイズや干渉による誤りを検出・訂正できるよう信号を変換する技術の総称です。情報源符号化(音声・映像の圧縮)とは異なり、伝送品質を確保することを主な目的とします。

デジタル信号が無線や有線の伝送路を通ると、様々なノイズの影響で一部のビットが誤って受信されることがあります。伝送路符号化では、送信側があらかじめ冗長なビット(誤り訂正符号)を付加しておき、受信側がそれをもとにエラーを検知・修正します。

代表的な伝送路符号化の方式には以下があります。

  • 畳み込み符号:連続するビット列に対して演算を行う古典的な方式
  • ターボ符号:繰り返し復号で高い誤り訂正能力を実現した方式
  • LDPC符号(低密度パリティ検査符号):地上デジタル放送や5Gなどに採用される高効率な方式
  • リード・ソロモン符号:CDやDVD、衛星放送で広く使われるブロック符号

地上デジタル放送(ISDB-T)や衛星放送、LTEや5Gなどの移動通信でも伝送路符号化は必須の要素技術であり、限られた周波数帯域と電力で信頼性の高い通信を実現するうえで重要な役割を担っています。

使い方・例文

テレビ放送の電波が建物の影響を受けても映像が乱れにくいのは、伝送路符号化によって誤り訂正の仕組みが組み込まれているためです。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語