五十歩百歩とは?
ごじっぽひゃっぽ
五十歩百歩とは、少しの違いはあっても本質的には同じであることを指すことわざで、大差のないことのたとえです。
五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)は、「わずかな違いはあっても、本質的には同じであること」を意味する日本語のことわざです。主に、どちらも似たようなものであると批判や比較の文脈で用いられます。
この表現の由来は、中国の古典「孟子(もうし)」の一節にあります。戦場で戦っていた兵士のうち、百歩逃げた者が五十歩逃げた者を臆病者と笑ったという寓話で、孟子が梁の恵王に政治の本質を説く文脈で語られます。五十歩逃げた者も百歩逃げた者も、「逃げた」という点では変わらないとして、程度の差にこだわって本質を見失うことの愚かさを示しています。
現代では「どちらもどっこいどっこい」「大同小異」に近い意味で使われます。たとえば、二つの製品を比較して「値段が少し違うだけで品質は五十歩百歩だ」のように使います。否定的なニュアンスを伴うことが多く、自慢や批判に対して「それほど差はない」と指摘する場面で登場します。
類似の表現としては「大同小異」「どんぐりの背比べ」などがあります。英語では six of one, half a dozen of the other がほぼ同じ意味に相当します。
使い方・例文
「A社もB社も価格競争をしているが、サービスの質は五十歩百歩で、消費者にとっては大きな違いがない」のように使います。
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