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二階論理とは?

にかいろんり

二階論理とは、個体だけでなく集合述語についても量化(すべての・ある)を行うことができる論理体系のことです。

二階論理(にかいろんり、second-order logic)とは、通常の一階述語論理を拡張した論理体系で、個体(オブジェクト)だけでなく、述語性質)や関数集合に対しても全称量化子(∀)や存在量化子(∃)を適用できる点が特徴です。

一階論理では「すべての個体xについて…」という量化しか扱えませんが、二階論理では「すべての述語Pについて…」「ある集合Sが存在して…」という形の量化も表現できます。たとえば数学的帰納法の原理「もしPが0について成り立ち、Pがnについて成り立つならばn+1についても成り立つならば、すべての自然数についてPが成り立つ」は二階論理で自然に表現されます。

二階論理の主な特徴と利点・欠点は次のとおりです。

  • 自然数の算術・実数論などを単一の公理系で完全に特徴付けられる
  • コンパクト性定理・完全性定理が一階論理のようには成立しない
  • 表現力が非常に高い反面、決定不可能性の問題が生じる
  • 一階論理に比べて証明論的な扱いが難しい

二階論理は数理論理学・哲学的論理学・型理論・プログラミング言語理論などで研究されます。実用的なシステムでは扱いやすさのために一階論理が多用されますが、より高い表現力が必要な場合に二階論理が登場します。

使い方・例文

数学基礎論の講義や論理学の教科書で、自然数の完全な公理化や集合についての推論を記述する場面で二階論理が紹介されます。また、型付きラムダ計算など関数型プログラミング言語の理論的背景としても登場します。

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