中島宏とは?
なかじまひろし
中島宏(1941〜)は、佐賀県出身の陶芸家で、中国・宋代の青磁を範とした深みある青磁の研究・制作に取り組み、2004年に人間国宝に認定されました。
中島宏(なかじまひろし、1941〜)は、佐賀県武雄市生まれの陶芸家です。地元の有田や唐津の陶磁の伝統に育まれながら、特に中国・宋代の青磁に深く魅せられ、独自の青磁制作の道を切り開きました。
中島が目指したのは、宋代の名窯・汝窯(じゅよう)や官窯の青磁が持つ、深みある青緑色と神秘的な釉肌の再現です。青磁の色は、釉薬中の微量の鉄分が還元焼成(酸素を制限した焼き方)によって発色するもので、その色調は原料・調合・焼成温度・窯の雰囲気など無数の要因に左右されます。中島はこれらの条件を長年にわたって研究し、独自の釉薬と焼成技術を確立しました。
作品は壺・花器・茶器などが中心で、シンプルな造形に透き通るような青の釉薬が映える端正な美しさが特徴です。古典的な青磁の技法を踏まえながら現代的な造形感覚を融合させた作品は、国内外で高く評価されています。
2004年に「青磁」の分野で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。佐賀を拠点に制作活動を続けており、日本における青磁陶芸の第一人者として知られています。
使い方・例文
「中島宏の青磁の花器は、天候や光の加減によって微妙に変化する青緑色の釉肌が見る者を魅了し、茶道具や美術品として高い評価を受けています。」
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