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両吟とは?

りょうぎん

両吟(りょうぎん)とは、二人が一対一で句を付け合わせながら詠む連歌俳諧の形式です。

両吟は二人の吟者が交互に句を詠み継ぐ連歌俳諧の形式です。複数人で行う「何吟」の中でも最も少人数の形式で、参加者それぞれの個性と技量が直接ぶつかり合う点に特徴があります。

一般的な連歌・俳諧の会は三人以上で行われることが多く、「三吟」「四吟」などと呼ばれます。これに対し両吟では、一方が句を出すともう一方がすぐに応じるという、密なやり取りが続きます。そのため、二人の間の信頼関係・美的感覚の共鳴が作品の質に直接現れます。

松尾芭蕉も弟子たちとの両吟を多く行っており、師弟間の両吟は俳諧修行の一形式として機能していました。有名な例として、芭蕉と向井去来・各務支考などとの両吟が記録されています。百句連ねる百韻や三十六句の歌仙を両吟で詠むこともあり、その場合は長時間にわたる深い共同作業となります。

使い方・例文

「師匠と弟子の両吟によって詠まれた歌仙は、二人の呼吸がぴたりと合い、読者を引き込む緊張感に満ちていた」のように使われます。

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