不易流行とは?
ふえきりゅうこう
不易流行(ふえきりゅうこう)とは、松尾芭蕉が提唱した俳諧の理念で、永遠に変わらぬ本質と常に変化する流行は根本的には一つであるという思想です。
「不易流行」は松尾芭蕉が晩年に確立した俳諧の根本理念です。「不易」は永遠に変わらない真理や本質を指し、「流行」は時代とともに変化し続けることを指します。一見すると相反するこの二概念を、芭蕉は「根は一つ」と捉えました。
芭蕉の考えでは、俳諧における真の革新(流行)は、時代の流行を追いかけることではなく、永遠の美を追求することと同根であるとされます。表面的な新奇さだけを求めると薄っぺらになり、旧来の形式に固執するだけでは生命力を失う。この両面を統合した地点にこそ、本当の俳諧の姿があると説きました。
弟子の向井去来・各務支考らを通じて記録・整理されたこの理念は、芸術論として後世に広く継承されました。現代では俳句・文芸にとどまらず、経営・デザイン・教育など幅広い分野で「変えてはならない本質と変え続けるべき表現の両立」を語る際に引用されます。
使い方・例文
「ブランド戦略において不易流行の精神が大切で、核となる価値観は守りながら時代に合わせた表現を更新し続けた」のように、普遍性と革新の両立を論じる文脈で使われます。
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