ヴェラ・ルービンとは?
ゔぇらるーびん
ヴェラ・ルービンはアメリカの天文学者で、銀河の回転曲線の観測により暗黒物質(ダークマター)の存在を裏付けた功績で知られます。
ヴェラ・ルービン(1928〜2016年)はアメリカ合衆国出身の天文学者です。ジョージタウン大学で学位を取得し、カーネギー研究所天文台で長年にわたり研究を行いました。
彼女の最大の業績は、銀河の回転曲線の精密な観測です。通常、惑星が太陽から遠ざかるほど公転速度が遅くなるように、銀河の外縁部の星も中心から遠いほど遅く回転するはずです。しかし実際には、外縁部の星も中心付近と同じような速さで回転していることを発見しました。この観測事実は、銀河を取り巻く見えない質量——暗黒物質(ダークマター)——の存在なしには説明できません。
ルービンの発見は現代宇宙論に大きな影響を与え、宇宙の全質量の約85%がダークマターで占められるという現在の標準的な見解の礎となりました。女性科学者として活躍した時代の偏見を乗り越え、後進の女性研究者への道を開いた存在としても高く評価されています。
ノーベル物理学賞の候補として何度も名前が挙がりながら受賞を逃したまま逝去しましたが、彼女の研究は現代天文学の根幹をなすものとして今も引き継がれています。
使い方・例文
「ヴェラ・ルービンの観測データは、銀河の外縁でも星の回転速度が落ちないことを示し、ダークマターの存在を強く示唆した」というように、宇宙物理学の授業や科学史の解説で登場します。
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