ロバート・ラングランズとは?
ろばーとらんぐらんず
ロバート・ラングランズは、数論・表現論・幾何学を統一的に結びつける「ラングランズ・プログラム」を提唱したカナダの数学者です。
ロバート・パイ・ラングランズ(Robert Phelan Langlands、1936年〜)は、カナダ・ブリティッシュコロンビア州出身の数学者で、現在はプリンストン高等研究所(IAS)の名誉教授です。20世紀後半に登場した数学上の大構想「ラングランズ・プログラム」の提唱者として知られています。
ラングランズ・プログラムとは、一見かけ離れた数学の分野、すなわち整数論(数論)・表現論・幾何学・数論的代数幾何学を深い対応関係で結びつけようとする壮大な理論的枠組みです。1967年にアンドレ・ヴェイユへの手紙の中でその着想を示したことが出発点とされています。この対応は「数学の大統一理論」とも呼ばれ、フェルマーの最終定理の証明(アンドリュー・ワイルズによる)にも深く関わっています。
ラングランズの数学的功績の特徴は以下の点にあります。
- L関数という複素解析的対象と表現論の深い対応の発見
- 保型形式(モジュラー形式)と数論の橋渡し
- 後続世代の数学者が数十年をかけて取り組む研究課題の提示
2018年にはアーベル賞を受賞し、生涯にわたる数学への貢献が正式に評価されました。ラングランズ・プログラムは現在も未解決の部分を多く残す大きな研究目標であり、世界中の数学者が挑戦を続けています。
使い方・例文
現代数学の「大統一理論」について学ぶ文脈や、フェルマーの最終定理の証明の背景を解説する記事でラングランズの名前がよく登場します。
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