ロナルド・フィッシャーとは?
ろなるどふぃっしゃー
ロナルド・フィッシャーはイギリスの統計学者・遺伝学者で、分散分析やp値など現代統計学の基礎を確立した20世紀最大の科学者のひとりです。
ロナルド・エイルマー・フィッシャー(Ronald Aylmer Fisher, 1890–1962)は、イギリスの統計学者・遺伝学者です。ケンブリッジ大学で数学と物理学を学び、その後農業試験場で統計手法の開発に従事しました。
フィッシャーが現代科学に与えた影響は計り知れません。彼が開発した分散分析(ANOVA)は、複数グループ間の平均差を検定する手法として医学・農学・心理学など広範な分野で標準的に使われています。また、最尤推定法やp値の概念の普及にも大きく貢献しました。
遺伝学の分野では、メンデルの遺伝法則とダーウィンの自然選択説を数学的に統合する「現代的総合(ネオ・ダーウィニズム)」の構築に中心的役割を担いました。主著『自然淘汰の遺伝的理論』はこの分野の古典的名著として広く読まれています。
- 主要業績: 分散分析・最尤推定・実験計画法の確立
- 遺伝学業績: ネオ・ダーウィニズムの数理的基礎
- 著書: 『研究者のための統計的方法』『自然淘汰の遺伝的理論』
- 受賞: ロイヤル・メダル、コプリ・メダルなど
優生学への関与という負の側面も持つ複雑な人物ですが、統計科学と遺伝学への貢献は他の追随を許さず、現代の科学的方法論の根幹を形成した巨人として位置づけられています。
使い方・例文
「卒業論文の統計解析でロナルド・フィッシャーが考案した分散分析を使い、指導教員からフィッシャーの業績が統計学の礎であると教わった。」
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