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ロジャー・ベーコンとは?

ろじゃーべーこん

ロジャー・ベーコンは13世紀イングランドフランシスコ会修道士・哲学者で、実験と観察を重視した「経験科学の先駆者」として中世科学史に名を残す人物です。

ロジャー・ベーコン(Roger Bacon、1214/1220年頃〜1292年頃)は、中世ヨーロッパを代表するイングランド哲学者・神学者・自然科学者です。オックスフォード大学およびパリ大学で学び、後にフランシスコ会に入会して修道士となりました。

ベーコンの思想の核心は、当時の神学・哲学が権威ある文献の解釈に偏っていたことへの批判にあります。彼は実験・観察・数学を組み合わせた「経験科学(scientia experimentalis)」こそが真の知識への道であると主張し、この姿勢から後世に「近代科学の先駆者」と称されることがあります。

主な業績・特徴は以下の通りです。

  • 光学の研究:レンズの性質や虹の光学的説明を試みた
  • 火薬の製法に関する記述(ヨーロッパ最初期の記録のひとつ)
  • カレンダー改革の提唱(グレゴリオ暦改革の先取り)
  • 主著『大著作(Opus Majus)』でのAと包括的学術論考

一方で、その急進的な主張が教会から警戒され、一時的に著述を禁じられたとも伝えられます。17世紀の哲学者フランシス・ベーコンとは別人であり、混同されがちな点に注意が必要です。中世スコラ哲学と経験主義の橋渡しをした存在として、科学思想史上重要な位置を占めています。

使い方・例文

「ロジャー・ベーコンは、権威への盲目的追従ではなく実験と観察に基づく知識の構築を訴えた、中世きっての異端的知性として紹介される。」

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