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ロジャー・アペリーとは?

ろじゃーあぺりー

ロジャー・アペリーフランス数学者で、アペリー定数と呼ばれるゼータ関数の値が無理数であることを証明したことで知られます。

ロジャー・アペリー(Roger Apéry、1916〜1994年)は、フランス数学者で、数論の分野において画期的な業績を残した人物です。とりわけ1978年に発表した「ζ(3)が無理数である」という証明は、数学界に大きな衝撃を与え、この値は現在「アペリー定数」と呼ばれています。

アペリーはパリ高等師範学校で学び、その後カーン大学の教授として長年にわたり研究・教育に携わりました。数論・代数幾何・解析数論など幅広い分野に貢献しましたが、その名を不朽にしたのはリーマンゼータ関数の特殊値に関する研究です。

リーマンゼータ関数ζ(s)において、ζ(2)=π²/6(バーゼル問題の解)が無理数であることは古くから知られていました。しかしζ(3)については長らく有理数か無理数かが不明のままでした。アペリーは1978年、当時62歳のときにこの問題を解決し、ζ(3)が無理数であることを初等的とも言える手法で証明しました。この証明は発表当初、あまりに単純に見えたために懐疑的に受け取られましたが、検証の結果その正しさが認められ、世界中の数学者を驚かせました。

アペリー定数(約1.2020569…)は現在も物理学・量子場理論などに現れる重要な定数として研究が続けられており、ζ(3)が代数的数か超越数かは現在も未解決問題です。アペリーの業績は、ベテラン数学者が晩年に成し遂げた驚異的成果として数学史に刻まれています。

使い方・例文

数論や解析数論の入門書で「ゼータ関数の特殊値」を解説する際、またはπの無理数性と関連した話題でアペリーの名前と「アペリー定数」が登場します。

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