レーダーベクタリングとは?
れーだーべくたりんぐ
レーダーベクタリングとは、航空管制官がレーダーで航空機を監視しながら、特定の飛行経路へ誘導するために針路・高度・速度の指示を逐次与える管制手法です。
レーダーベクタリング(Radar Vectoring)は、航空交通管制において管制官がレーダー画面で航空機の位置を確認しながら、パイロットに針路(ヘディング)・高度・速度などを具体的に指示することで、目的地の経路や着陸進入コースへ正確に誘導する手法です。
通常のルート飛行では、航空機はVORやGPSの航法ポイントを自律的につないで飛行しますが、レーダーベクタリングでは管制官が「ヘディング270、高度3000フィートへ降下」のように直接的な指示を出し、航空機はその指示に従って飛行します。
レーダーベクタリングが必要となる主な場面は以下の通りです。
- 混雑した空港周辺での着陸順序の調整(ランディングシーケンス)
- 悪天候や視界不良時のILS(計器着陸装置)進入コースへの誘導
- 他の航空機との分離(コンフリクト回避)
- 緊急事態時の優先誘導
パイロットはベクタリングを受ける間、自律航法よりも管制官の指示を優先します。レーダーベクタリングは安全で効率的な交通流を作り出すための重要な管制手段であり、計器飛行方式(IFR)の訓練においても必修の項目となっています。
使い方・例文
混雑する羽田空港への着陸時、管制官から「針路090、4000フィートへ降下して滑走路34Lに向けて進入してください」と指示されるのがレーダーベクタリングの典型的な場面です。
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