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ルクレシア・マルテルとは?

るくれしあまるてる

ルクレシア・マルテルはアルゼンチンの映画監督で、サルタ地方の閉塞的な上流社会を鋭く描く独自の映像スタイルでラテンアメリカ映画を代表する作家の一人です。

ルクレシア・マルテル(Lucrecia Martel、1966年生まれ)は、アルゼンチン北西部のサルタ出身の映画監督脚本家です。映像学校での学びを経て、1990年代から短編映画で頭角を現し、2001年の長編デビュー作で国際的な注目を集めました。

マルテル監督の作風は、明確なストーリー展開より「空気感」と「感覚」を重視する点に特徴があります。登場人物の関係性や社会的階層の緊張を、対話より沈黙・音・身体感覚で表現する手法は独創的です。

主要な長編作品は以下の3作です。

  • 『沼』(La Ciénaga、2001年)― カンヌ映画祭アルフレード・バウアー賞受賞。衰退する上流家族の倦怠を描く
  • 『聖女』(La niña santa、2004年)― 欲望と信仰の交差をサスペンスフルに描く
  • 『頭のない女』(La mujer sin cabeza、2008年)― 事故後の罪悪感と中産階級の欺瞞を表現

また、クラシックSF小説を原作とした『Zama』(2017年)では植民地主義を主題に取り組みました。多作ではありませんが作品の密度は高く、批評家・映画研究者から「現代の最重要映画作家の一人」と評価されています。カンヌ映画祭でも審査員を務めた経験があります。

使い方・例文

世界映画の重要作家を紹介する文脈や、ラテンアメリカ映画・フェミニスト映画の特集で取り上げられる機会が多い人物。

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