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リナ・ボ・バルジとは?

りなぼばるじ

リナ・ボ・バルジとは、イタリア生まれでブラジルを拠点に活躍した20世紀の建築家で、ブラジル近代建築の確立に大きく貢献した女性建築家の先駆者です。

リナ・ボ・バルジ(Lina Bo Bardi、1914〜1992年)は、ローマ生まれの建築家デザイナーで、1946年にブラジルへ移住後、サンパウロを主な活動拠点としてブラジル近代建築の形成に決定的な影響を与えました。建築・家具デザイン・展示・文化批評・映画セットなど幅広い分野で活躍した多才な文化人でもあります。

代表作のひとつ、サンパウロ美術館(MASP、1968年竣工)は、巨大なコンクリートの躯体が地上から約8メートル高さの2本のピロティで支えられ、下部に広大な市民広場を生み出す構造で、ブラジル建築の象徴として世界に知られています。内部の展示方法も独創的で、絵画をガラス製の架台に立てて鑑賞者が裏面も確認できる形式を採用し、展示空間の民主化を目指しました。

もう一つの代表作、バイーア州サルバドールのSODRE文化センター(通称テアトロ・オフィシーナ関連施設)では、地元の民衆文化・工芸・建築伝統を深く尊重した設計姿勢を示しました。彼女は「民衆の建築」を重視し、土着の素材や職人技術を積極的に取り入れました。

生前は過小評価されることもありましたが、死後に国際的な再評価が急速に進み、現在ではザハ・ハディドらに影響を与えた20世紀最重要の建築家の一人として広く認識されています。

使い方・例文

「サンパウロを訪れた際にはリナ・ボ・バルジ設計のサンパウロ美術館(MASP)に立ち寄るのが定番で、巨大な赤いコンクリート建築として観光地にもなっています。」

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