ランカンヘン王とは?
らんかんへんおう
ランカンヘン王とは、13世紀のスコータイ王国の最盛期を築いたタイ族の王で、タイ文字の創始者とも伝えられる国民的英雄です。
ランカンヘン王(พ่อขุนรามคำแหงมหาราช、生没年諸説あり・在位は13世紀後半〜14世紀初頭頃)は、タイ中部に栄えたスコータイ王国の第3代国王で、「ラーム・カムヘーン大王」とも表記されます。「ランカンヘン(ラーム・カムヘーン)」は「勇敢な戦士ラーム」を意味するタイ語です。
スコータイ王国はクメール(カンボジア)帝国からタイ族が独立を勝ち取って建てた国家で、ランカンヘン王はその版図を大きく拡大しました。現在のタイ全土の多くを包含する広大な領域を支配し、周辺のタイ族首長国との連合や征服によってスコータイの黄金時代を現出させました。
ランカンヘン王の最大の文化的功績とされるのが、1283年頃のタイ文字の制定です。碑文に記された記録によれば、王自らがクメール文字などを参考にタイ語を書き表す文字体系を発明したとされており、タイ文明の礎を築いた人物として今日も深く崇敬されています。
また、上座部仏教(テーラワーダ仏教)をスリランカから積極的に取り入れ、スコータイを仏教文化の中心地として整備しました。彼の治世はタイ語・タイ文化・タイ仏教が確立された時代として歴史的に高く評価されています。
使い方・例文
タイの歴史教科書や世界遺産スコータイ遺跡の解説で「ラーム・カムヘーン大王」「タイ文字の父」として必ず言及されます。
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