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ラグランジュとは?

らぐらんじゅ

ラグランジュとは、18世紀に活躍したフランス・イタリア出身の数学者・力学者で、解析力学や数論などに多大な業績を残した人物です。

ジョゼフ=ルイ・ラグランジュ(1736〜1813年)は、イタリアトリノ生まれで後にフランスを拠点とした数学者・天文学者・力学者です。18世紀を代表する数理科学者のひとりとして、現代の数学・物理学の基礎となる多くの理論を確立しました。

最も重要な業績のひとつは「解析力学(ラグランジュ力学)」の確立です。それまでニュートンが幾何学的・ベクトル的に記述していた古典力学を、純粋な解析(代数・微分積分)の言語で再定式化しました。1788年に出版した主著『解析力学』は「本書には図を一枚も使わない」と序文で宣言した名著であり、現代物理学の出発点のひとつです。この中でラグランジュ方程式やラグランジアン(運動エネルギーとポテンシャルエネルギーの差)の概念が示されています。

ラグランジュの主要な業績を挙げると以下の通りです。

  • 解析力学(ラグランジュ方程式)の確立
  • ラグランジュ乗数法(条件付き最適化の手法)
  • 数論における「ラグランジュの四平方定理」(任意の正整数は4つの平方数の和で表せる)
  • 変分法の発展への貢献
  • 三体問題における「ラグランジュ点」の発見(L1〜L5の安定点)

フランス革命後も教育・科学行政に貢献し、メートル法の制定委員会にも参加しました。ナポレオンからも厚遇され、フランス科学アカデミーの中心的人物として活躍した後、パリで没しています。

使い方・例文

「ラグランジュ乗数法で制約条件つきの最適化問題を解く」「宇宙探査機をラグランジュ点(L2点)に配置する」のように、物理学・数学・宇宙工学の文脈で名前が頻繁に登場します。

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