ユリシーズ・S・グラントとは?
ゆりしーずえすぐらんと
ユリシーズ・S・グラントとは、南北戦争で北軍を勝利に導いた名将として知られ、のちにアメリカ合衆国第18代大統領を務めた人物です。
ユリシーズ・S・グラント(1822〜1885年)は、アメリカ合衆国の軍人・政治家であり、南北戦争(1861〜1865年)における北軍(連邦軍)の最高司令官として、アメリカ史上最も重要な戦争の一つを勝利に導いた人物です。
オハイオ州に生まれ、ウェストポイント陸軍士官学校を卒業後、メキシコ戦争に従軍しました。平時には酒に溺れるなど不遇な時期もありましたが、南北戦争の勃発とともに軍に復帰し、西部戦線での一連の勝利によって頭角を現しました。1864年にはリンカーン大統領によって北軍の全軍総司令官に任命され、翌1865年にヴァージニア州アポマトックスで南軍総司令官ロバート・E・リーの降伏を受け入れ、戦争を終結させました。
戦争の英雄として絶大な人気を誇ったグラントは、1869年に第18代大統領に就任し、2期8年にわたって職務を務めました。在任中は南部の再建(リコンストラクション)政策に取り組み、解放された黒人の権利保護を推進しました。しかし政権内に汚職スキャンダルが相次ぎ、政治家としての評価は軍人としてのそれに比べると低くなりがちです。
退任後は財政的に困窮し、晩年は咽頭癌に苦しみながらも回顧録の執筆に集中しました。その回顧録はマーク・トウェインの援助で出版され、今日でも明晰な文章で高く評価されています。紙幣(50ドル札)にも肖像が使われています。
使い方・例文
アメリカ南北戦争や歴代大統領の歴史を学ぶ際に、ユリシーズ・S・グラントは必ず名前が挙がる人物です。また50ドル紙幣の肖像としても知られています。
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